mineoのクレーマーに成り下がった話⑤
6月30日。
この日は早くからグランフロント大阪のmineoアンテナショップに行こうと考えていたが、寝坊してしまい16時ごろ起床した。
ふと、アンテナショップのウェブサイトを覗いてみると、悪い予感が的中した。
なんとご親切なことに、「混雑につき本日の新規契約は終了しました」とのアナウンスが掲載されている。
一瞬、詰みかけたように思えるが、まだ可能性はあった。
それは代理店での契約。
このURLには確かに、「
- 本キャンペーンとmineo紹介キャンペーンを併用される場合は、お電話またはmineo販売員(代理店含む)からお申し込み下さい。
」と記載がある。
よって、グランフロント大阪の近くにある梅田のヨドバシカメラに代理店があることを確認し、急いで自転車で向かった。
熱風が吹き荒れる中、汗だくになりながら約30分自転車を漕いで、目的地に到着。17時ごろだった。
ヨドバシカメラは中国人観光客でごった返していた。
受付窓口を探し当てると、mineoのハッピを来た店員が、予約がいっぱいで応対できないと言う。
困っているそぶりを見せると、キャンセル待ちならできるが、予約のお客さんが来ると本日の申し込みは諦めてほしいとの旨を伝えられた。
ダメもとでキャンセル待ちを願い出て、1時間ほど時間をつぶす。
その間に、歩いて5分ほどにある当初の目的地、mineoのアンテナショップに足を延ばす。
店舗に近づく時点で、周囲にある椅子にぱらぱらと人が座っていたのでおそらく順番待ちであろうことが予想された。
店舗入り口には順番待ちの整理券発行機が設置されており、その液晶画面では新規受け付け不可と表示されてあった。
ダメもとで、その他質問というボタンを押し、整理券を発行する。
質問するだけでも、待たなければならないのだ。
20分ほど待つと、店舗をラウンドしていたスタッフが声をかけてきた。
私はこれまでの経緯を簡潔に述べ、キャンペーン適用が6月までなのでなのかしたいと伝えたところ、「私には判断しかねるので店長に確認してくる」と言ってくれた。
5分ほど待つと、やはり回答としては店舗受付できないということ。
そしてこう言われた。
「確実なのはお電話ですね」
どうせ無理なら掛け合ってもしょうがないので、そうですよねーと言ってその場を後にした。
よくよく考えてみれば、電話で契約すると証明書の送付などに日数をかけるので、6月中の契約は確実に不可能なはずだ。
なにが確実なんだろうか。
店を去るとき、もう一つ質問した。
紹介キャンペーンは6月末までとパンフレットに記載があるが、7月以降はどうなるかわかりませんか?と。
スタッフは案の定の回答をした。
今のところわかりません。と。
こうなったらヨドバシカメラのキャンセル待ちに賭けるしかないということで、約束時間の10分前から窓口をうろうろしていた。
時間の少し前に席に通され、どうやら手続きに進ませてくれる感じだ。
内心よしよしと感じていた。
するとヨドバシのスタッフからエントリーコードは持っているか尋ねられた。
当然持っている事を伝えると、こう言われた。
「当店ではエントリーコードが使えません。ヨドバシ独自の事務手数料を頂く必要があります」と。
これは誤算だ。
もうすでに2枚もアマゾンでエントリーコードを買っているのだ。
すべてを水の泡とし、3000円の手数料を払う事には考える余地もなく、その場でならやめときますと答え、席を立った。
もっと早く言ってくれればよかったのにと思ったが、仕方ないだろう。
ヨドバシカメラを後にしたのち、mineoを最大限格安に契約するという目標が実現せず、しばし茫然自失となった。
続く。